Google、AIエージェントの行動ごとに認可するBeyond Zeroを提案

Beyond Zeroはアプリへのアクセス許可から一歩進み、人とAIエージェントが特定の資源へ行う個別行動を継続的に認可する。

提案内容

Googleは、ゼロトラストをAIエージェントの実行環境へ拡張する Beyond Zero を公開しました。アプリへ入れるかだけでなく、人やエージェントが特定の資源に対して行う個々の操作を、その時点の文脈とリスクに基づいて認可します。

5つの原則

  1. アプリ全体ではなく資源と行動単位で認可します。
  2. 検証可能な静的ポリシーと高リスク時の動的制御を組み合わせます。
  3. 利用者の業務、対象データ、要求された操作、緩和策を判断材料にします。
  4. リスク信号から自動的な詳細調査を開始できます。
  5. ポリシーが追加認証や隔離を要求できます。

Googleはフロントエンド、API、Model Context Protocolにも同じ原則を適用すると説明しています。

注目点

AIエージェントは一度与えられた広い権限で複数システムを高速に操作できます。各操作を最小権限で再認可すれば、プロンプトインジェクション、セッション奪取、過剰なツール利用による被害範囲を抑えられます。

限界

Beyond Zeroは現時点で設計枠組みと初期社内プロトタイプの発表です。Googleも業界導入は初期段階としており、検出精度や運用費の詳細値は未公開です。細かな認可はポリシー設計と監査を複雑にするため、実運用データが必要です。

公式情報