自然に聞こえるだけでは不十分、TTS自動評価が見逃す言語誤り

860発話・10知覚次元の比較で、MOS予測器とAudio LLMはいずれも多様な言語誤りを安定して捉えませんでした。

一つの自然さスコアの盲点

8月10日の研究はTTSの自然さを10の言語学的知覚次元に分け、訓練済み評価者が注釈した860発話で、MOS予測器4種とAudio LLM評価者4種を比較しました。

著者によるとMOS予測器は音響信号品質に偏り、Audio LLMは一部を検出してもプロンプト依存で全次元へ一般化しません。どちらも構造的な言語誤りを広く安定検出できませんでした。

実務への意味

音がきれいでも単語、抑揚、リズム、言語切替が正しいとは限りません。多言語音声では総合MOSだけでなく、発音、意味保持、固有名詞、数字、コードスイッチングを分け、対象言語話者の聴取を含めるべきです。

限界

860発話と選択した8評価器による査読前プレプリントで、全言語・音声に一般化しません。ただし評価AI自身を再評価する必要を示します。

原文